2011年5月11日（水）にエクシブ淡路島にて 「黒木料理ものがたり～第一章～日本料理とオーストリア
ワインのマリアージュ」を開催しました

エクシブ淡路島は、和食をベースとしながらも、和の技法にとらわれない ワインに合う料理をご提供する、
オーベルジュホテルとして生まれ変わりました

日本料理コンペティションの初代チャンピオンである、料理長黒木が織り成す日本料理と、抜群の相性を
みせるオーストリアワインのマリアージュ

マリアージュとはフランス語で結婚を意味します 素敵な言葉ですね 相性の良いワインと料理の取り合わせを、【結婚】に喩えているのです 美味しい料理と、相性の良いワインが出会うことで お食事の楽しみは、
何倍にも何10倍にも広がっていきます

今回のイベント報告は、黒木が料理一品一品に込めた思いと、 オーストリーワインの相性についてお伝い
たします

まず最初のお料理から・・・

〈オードブル〉
さざえエスカルゴ風　細魚渦巻きフライ
さざえは従来の日本料理の技法で柔らか煮にし、エスカルゴバターを加えることで、
より一層深い味わいを醸し出しました。
細魚はさざえの蓋にみたてて、遊び心を演出してみました。

〈オードブル〉
フォアグラ寄せ　夏野菜煮浸し
夏野菜は、安心感のある鰹と昆布の出し汁でシンプルに炊きました。
フォアグラは、まだまだ日本料理には馴染みが少ないので、今後も使い方を研究致します。

〈小吸い〉
エクシブ淡路島　名物　和風ビスク
海老の殻と潮スープをブレンドしたこのスープは、オーベルジュ和食としての方向性を示す、
和洋融合の大事な料理になります。

〈海鮮造り〉
鯛昆布〆と由良雲丹に山葵卸し醤油を添えて
伝助穴子焼き霜造り　昆布梅酢のジュレ掛け
小蛸の軽い湯引きを香草酢味噌で　添え野菜いろいろ
このお造りは、従来の「覗きにお醤油」の概念を打ち払うべく、ソースという感覚で使いました。
淡路島近海で獲れた、新鮮な魚介類を新感覚のスタイルでお楽しみいただきました

〈蒸し物〉
黒胡麻豆腐と鮑のふかひれ葛スープ 生姜と青柚子の香り
中国料理をヒントに、器ごと蒸したスープです。スープにはすっぽんを使用しました。

以上のお料理には、
白ワイン　2009　グリューナー・フェルトリナー・シュトラッセルターラー（アルラム）
全体的にピュアで優しく、ミネラリーでスマートな味わいで、余韻で心地よいスパイス香を残します。
素材の特徴を活かした刺身などには抜群の相性です。

〈肉料理〉
黒毛和牛フィレ肉のシンプルな炙り 中国胡椒を効かせた甘醤油ソース
特選の黒毛和牛には、すき焼きの割り下をイメージしたソースに、
中国山椒の刺激を加えお召し上がりやすく致しました。

〈 酢肴〉
太刀魚の唐揚げサラダ仕立て
新玉ねぎ、パプリカ、チャービル、玉ねぎドレッシング
淡路島の新玉ねぎの美味しさをストレートに味わっていただけるよう、シンプルなお料理にしました。
玉ねぎドレッシングは、レストランのお土産としても取り扱っているものです。

〈お食事〉
新生姜ご飯とすっぽん辛味噌 冷やし淡路島ヌードル　刻み香物
淡路島産鮎原米で炊いた新生姜ご飯に、黒木オリジナルの特製味噌を添えました。
淡路島の新名物である細うどん"淡路島ヌードル"もお楽しみ頂きました。

〈シェフパティシエ高田のオリジナルスタイル〉
京都宇治の抹茶の洋風カステラと鳴門オレンジのソルベ
リゾートトラスト　エグゼクティブシェフパティシエ
高田のオリジナルデザートで料理コースを〆ていただきました

今回のイベントに多大なご協賛いただきました。
有限会社エイ・ダヴリュー・エイ 代表取締役　ノベルト・テッシュ氏には本当に感謝いたします

ウォーレンさんのピアノと堀田有紀さんの歌声も、イベントを盛り上げてくれました

来る6月に料理長の黒木が、オーストリアワイン協会が主催する、オーストリアの財界人約100名が
参加する、盛大な食事会で日本代表、リゾートトラスト【株】ＸＩＶ代表料理人として、日本料理のコースを
作りに海を渡ります

次回イベントは、その記念として　7月15日（金）に開催いたします！

Pre 20th Anniversary オーナーズパーティー
～オーストリアワイン協会友好記念～
黒木料理ものがたり　－第2章―

詳細につきましては、また皆様にお知らせいたしますので、楽しみにお待ちください